ゆきこ先生
今日はパズルで遊びました。パズルは知育玩具として指先の細かい動作、注意力や集中力の向上など発達に良い遊びとしておなじみですね。
デニ先生
療育としてパズル遊びをする目的としては、他にどのようなものがありますか?
ひろみ先生
パズルを通じて、バラバラのものをひとつの意味のあるものとして捉える力を養えます。また、組み合わせてピースがひとかたまりになったら完成、終了です。ものごとの始まりとおわりがわかりやすい、見通しがつきやすいと言えます。見通しがつくと安心して活動できるお子さんが多く、自分から取り組むことができるようになっていきます。
ゆきこ先生
「〇〇を作って」など指示を伝えて取り組んでもらう事は、相手の指示で自分の行動を変化させる練習にもなります。作ることができたらわかりやすい表現で褒めてその行動を定着させていく事が大切です。褒める方法は大げさが良いとはかぎりません。状況や理解度に合わせて変更し、目を見て頷くだけでも効果がある場合もあります。ハイタッチなども方法のひとつですね。
デニ先生
ひとつの遊びにもたくさんの目的と効果があるのですね。
ゆきこ先生
たのしく遊んで、少しずつステップアップしていけるように支援していきたいと思います。