今日の午前は大きなボールを使ってのボーリングと運筆活動でした。大きなボールを使ってのボーリング遊びは目的物(ボール)を見失いにくいので、最後まで目で追いつづけることができますね。
大きなボールがあるだけでなんだか楽しそうな感じになりますよね。これから始まる遊びへの期待感が増しますね。
まずは座ったままでのキャッチボールです。目の前にいる先生が転がすボールを座ったままでキャッチします。
座ったままで待ち、先生に名前を呼ばれた人がボールをキャッチする、それ以外の時はボールに触らないで待っている。これは、やりたい気持ちをグッと堪えて待つ練習も兼ねた遊びです。
『待つことができる』事は日常生活のなかでとても大切なスキルです。買い物の会計、外出先のトイレ、レストランの順番など生活は待つ事の連続です。期待して待てる、待ち時間に見通しがつく物事なら良いですが、なかには時間の見当が難しかったり、期待して待てない事柄もありますよね。例えば病院などはその最たるものだと思います。そんな事でも、『待つ』の練習をしていくうちにだんだんと『ただ待っていられる』時間が伸びていきます。もちろん長く待つことがわかっている場合には暇つぶしアイテムを利用することや、何のために今待っているのかを説明してあげる事は大切な事です。少しずつ、時間をかけてでも良いので子どもたちには待つ事が出来るようになっていってほしいと思っています。
少人数での集団行動で待つ練習をして、徐々に大きな集団でも待っていられるようになる、そんなスモールステップで経験をつんでいくんですね。
絵本やおもちゃなど暇つぶしアイテムを利用しつつ待つことを練習していく。多方面からのアプローチをして、待つ事が出来たらたくさん褒める!そんな感じでやっていくといいかもしれませんね。
今回のボーリングでは、他にも体を大きく使って投げる事、数字に興味を持つ事を目的として行いました。
待っていたら必ず順番がくる。そこもきちんと伝えたいところです。さぁ、午後は順番で面白い楽器に触れられる、音楽療法ですよ。
みなさん、音楽療法の先生が楽器をケースから出すのをじっと待っていられます。待っている姿もかっこいいですね!
先生に注目できているので、動作の模倣も上手にできていますね。
秋の歌にあわせ、楽しく楽器に触れた音楽療法でした。